復活?したトレンクル(自転車) [自転車]
先日、愛用のトレンクルについての記事を書きましたが、折角なのでこのトレンクルという自転車の今までの歴史(私目線になりますのでご了承下さい^)について、トレンクルでは有名な和田サイクルさんの話も交えて残しておこうと思い立ち、少し知っていることを書いてみました^
実はこのトレンクルという自転車、2014年に生産終了の噂が流れた自転車です。正確な時期は忘れましたが、製造元のPanasonicのホームページには販売終了の文字が掲載され、2015年の4月だったと思いますが、ラインナップから完全に消えてしまいました。
トレンクルとはPanasonicとJRが共同開発したコインロッカーに入るチタン製の折りたたみ自転車で、たしか発売開始時期は1998年だったと思います。
当時はトレンクルは2種類発売され、6500はフロントフォークにもチタンを使っていたり、チューブがポリチューブだったり、クランクにshimanoの最高グレードであるDura aceを使っていたりかなり豪華仕様でお値段も17万6千円、一方7500は廉価版で10万3千円とお手頃な価格で販売していました。
トレンクル6500は高価だったのですが、総重量6.5Kgと恐ろしく軽量。折りたたみ自転車は小型なので軽量そうですが、実は折りたたみ機構を組み込むため、ある程度の重量になってしまう代物。7Kgを切るなんてのは、知っている方からすると正気沙汰ではないです。
軽量化のために、チタン合金がふんだんに使われ値段もそれなりでしたし、ギアなしという欠点?はありましたが、替えがたいコンパクトさと軽量は市場に受け入れられ、当時はそれなりに売れていたと思います。欠点のギアなしの点については、ギア付きへの改造ノウハウを蓄積した自転車屋さんも出てきて、トレンクルユーザの間では色々改良して盛り上がっていたようです。
と、ここまでは良かったのですが...トレンクルはフレームがすべてチタン製であったため、その後のレアメタルの高騰の影響をもろに受け、メーカーもこの値段では販売できなくなってしまい、マイナーチェンジとともについに価格改定が...
マイナーチェンジ後はトレンクル6000と7000に名称が変わり、トレンクル6000が重量6.9Kg、7000が7.7Kg...フレームやブレーキを強化したりして性能は良くなったものの、少し重くなりました。
で、問題のお値段ですが、6000が33万円、7000が25万円!ユーザからは、重くなってべらぼうに高くなった!という評価が続き...今までの勢いは何処へやらとなったようです。ただし、メーカー側も思い入れがある自転車であり、この自転車をこよなく愛すファンもいたことから、今までなんとかやってきたらしいです。
とは言っても、商売の世界ですから売れなければなくなるのは仕方がないこと。レアメタルの高騰でメーカーからしてもどうしようもないことなのですが、消費者側からすると値段が倍になり、売りの1つであった重さが重くなったというのは致命的で、大分厳しい状況が続いていて、ここ何年かこの自転車をどうしようかメーカ側も悩んでいたようです。
ここから少し、昨年和田さんにお聞きした内容になるのですが、和田さんの所にもメーカーの方が意見を求めにに来たようです。
説明が遅くなりましたが、和田サイクルというのは、東京の西荻窪にある自転車屋さんです。町の自転車屋さんなのですが、小径車に精通していて、このトレンクルについては、多段化や改造をするとなったら東は和田サイクル(東京)、西は工房赤松(大阪)というほど有名なお店です。店内は小径車でいっぱいです。
店長の和田さんは小径車の愉しみ方という本まで出していて、国内の小径車の第一人者と言われる程の方なのですが、非常に気さくな方で、私のようなものががひょっこり伺っても、いやな顔ひとつせず、忙しいのに時間を割いて色々教えてくれます。
当時、昨年6月頃に和田さんに『Panasonicのラインナップから消えたけど、トレンクルってなくなってしまうの?』と聞いたら、『メーカーも改良点などを聞きに来たのでたぶん続けるんじゃないかなぁ。秋には新型が出ると思うよ』とのこと。当時ブレーキ面などの改良点など話し合われたようです。
また、『昔はトレンクルの多段化改造依頼が結構あったんだけど、最近はめっきり減ってしまったね。』とも話されてました。やはり価格改定が響いているのでしょうか。
話が少し外れましたが、この話を聞いた数か月後にPanasonicのページにトレンクルが復活!。今度はブレーキが強化されたりチェーンが軽量化されたりしました。また廉価版はなくなりトレンクル6000だけになりました。価格面が高いという声も届いたようで27万5千円と少し安くなりましたが、ここらが限界だったようです。
この新型トレンクル、一応昨年秋に発売開始ということで予約が始まったんですが...製造が間に合っていなかったのか実際の出荷はには年明けくらいずれこんだようです。本当は私もこの新しいトレンクルを入手したかったのですが、既に1台保有しているため...嫁への説明がつきません...
今のところは見るだけにしているのですが、どこかでパーツだけでも入らないかなと思っています。ほしいものは、チタンシャフトのブレーキと中空ピン、肉抜プレート採用の軽量チェーン。久しぶりに和田サイクルさんに行って相談してみようかと思っていたりします^
自転車の軽量化は凝り始めるときりがないです...最後には1g削るために何万円もかけることになるのだとか。私はそれほど甲斐性がないのでとてもそんなことは出来ませんが、許される範囲でちょこちょこ削っていく予定です。
しかし、実際の効果を考えると体重落とす方がどれほど安上がりでしょうか。ある程度以上の軽量化は本当に趣味の世界ですが、やり始めると止まりません...
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実はこのトレンクルという自転車、2014年に生産終了の噂が流れた自転車です。正確な時期は忘れましたが、製造元のPanasonicのホームページには販売終了の文字が掲載され、2015年の4月だったと思いますが、ラインナップから完全に消えてしまいました。
トレンクルとはPanasonicとJRが共同開発したコインロッカーに入るチタン製の折りたたみ自転車で、たしか発売開始時期は1998年だったと思います。
当時はトレンクルは2種類発売され、6500はフロントフォークにもチタンを使っていたり、チューブがポリチューブだったり、クランクにshimanoの最高グレードであるDura aceを使っていたりかなり豪華仕様でお値段も17万6千円、一方7500は廉価版で10万3千円とお手頃な価格で販売していました。
トレンクル6500は高価だったのですが、総重量6.5Kgと恐ろしく軽量。折りたたみ自転車は小型なので軽量そうですが、実は折りたたみ機構を組み込むため、ある程度の重量になってしまう代物。7Kgを切るなんてのは、知っている方からすると正気沙汰ではないです。
軽量化のために、チタン合金がふんだんに使われ値段もそれなりでしたし、ギアなしという欠点?はありましたが、替えがたいコンパクトさと軽量は市場に受け入れられ、当時はそれなりに売れていたと思います。欠点のギアなしの点については、ギア付きへの改造ノウハウを蓄積した自転車屋さんも出てきて、トレンクルユーザの間では色々改良して盛り上がっていたようです。
と、ここまでは良かったのですが...トレンクルはフレームがすべてチタン製であったため、その後のレアメタルの高騰の影響をもろに受け、メーカーもこの値段では販売できなくなってしまい、マイナーチェンジとともについに価格改定が...
マイナーチェンジ後はトレンクル6000と7000に名称が変わり、トレンクル6000が重量6.9Kg、7000が7.7Kg...フレームやブレーキを強化したりして性能は良くなったものの、少し重くなりました。
で、問題のお値段ですが、6000が33万円、7000が25万円!ユーザからは、重くなってべらぼうに高くなった!という評価が続き...今までの勢いは何処へやらとなったようです。ただし、メーカー側も思い入れがある自転車であり、この自転車をこよなく愛すファンもいたことから、今までなんとかやってきたらしいです。
とは言っても、商売の世界ですから売れなければなくなるのは仕方がないこと。レアメタルの高騰でメーカーからしてもどうしようもないことなのですが、消費者側からすると値段が倍になり、売りの1つであった重さが重くなったというのは致命的で、大分厳しい状況が続いていて、ここ何年かこの自転車をどうしようかメーカ側も悩んでいたようです。
ここから少し、昨年和田さんにお聞きした内容になるのですが、和田さんの所にもメーカーの方が意見を求めにに来たようです。
説明が遅くなりましたが、和田サイクルというのは、東京の西荻窪にある自転車屋さんです。町の自転車屋さんなのですが、小径車に精通していて、このトレンクルについては、多段化や改造をするとなったら東は和田サイクル(東京)、西は工房赤松(大阪)というほど有名なお店です。店内は小径車でいっぱいです。
店長の和田さんは小径車の愉しみ方という本まで出していて、国内の小径車の第一人者と言われる程の方なのですが、非常に気さくな方で、私のようなものががひょっこり伺っても、いやな顔ひとつせず、忙しいのに時間を割いて色々教えてくれます。
当時、昨年6月頃に和田さんに『Panasonicのラインナップから消えたけど、トレンクルってなくなってしまうの?』と聞いたら、『メーカーも改良点などを聞きに来たのでたぶん続けるんじゃないかなぁ。秋には新型が出ると思うよ』とのこと。当時ブレーキ面などの改良点など話し合われたようです。
また、『昔はトレンクルの多段化改造依頼が結構あったんだけど、最近はめっきり減ってしまったね。』とも話されてました。やはり価格改定が響いているのでしょうか。
話が少し外れましたが、この話を聞いた数か月後にPanasonicのページにトレンクルが復活!。今度はブレーキが強化されたりチェーンが軽量化されたりしました。また廉価版はなくなりトレンクル6000だけになりました。価格面が高いという声も届いたようで27万5千円と少し安くなりましたが、ここらが限界だったようです。
この新型トレンクル、一応昨年秋に発売開始ということで予約が始まったんですが...製造が間に合っていなかったのか実際の出荷はには年明けくらいずれこんだようです。本当は私もこの新しいトレンクルを入手したかったのですが、既に1台保有しているため...嫁への説明がつきません...
今のところは見るだけにしているのですが、どこかでパーツだけでも入らないかなと思っています。ほしいものは、チタンシャフトのブレーキと中空ピン、肉抜プレート採用の軽量チェーン。久しぶりに和田サイクルさんに行って相談してみようかと思っていたりします^
自転車の軽量化は凝り始めるときりがないです...最後には1g削るために何万円もかけることになるのだとか。私はそれほど甲斐性がないのでとてもそんなことは出来ませんが、許される範囲でちょこちょこ削っていく予定です。
しかし、実際の効果を考えると体重落とす方がどれほど安上がりでしょうか。ある程度以上の軽量化は本当に趣味の世界ですが、やり始めると止まりません...
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