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ボルドーバーナーならぬボルトバーナー [アウトドア]

だんだん寒くなってきて、キャンプなどに出かける機会も減ってきているため、来年に向けアウトドア用品の整理をしていたら、昔買ったガソリンストーブが出てきました。

ボルドーバーナーというやつですが、アウトドア好きの方なら一度は耳にしたことがあるような有名なガソリンストーブ(バーナー)です。

もともと、スイス人のジョセフボルドー氏がスイスの過酷な山岳地帯で1人分の食事を温めるために使えるストーブとして1939年に考案したものですが、その堅牢さと火力の強さからスイス軍の個人携行装備にも採用された歴史ある代物です。

しかしこのバーナー家内制手工業的に手作り製品。考案者のボルド氏、そのパテントを引き継いだバダー氏とも高齢となり、ここしばらくは日本に入荷していないものです。そもそも年間500個程度しか作っておらず、私が覚えている限りでは5年以上前に製造元のバター氏がもう作りたくないといっていたとかいないとか…(たまにオークションなどに出ますが、すべて中古やデットストックですね)

ボルドーバーナーはプレヒートが必要だったり、ちょっと使い方を誤ると火だるまになったりするため、素人にはちょっと扱いづらいのも事実。時代とともに使いやすいものが残り、このようなビンテージバーナーは消えていく宿命なのかも知れませんが…その形状や火が入った時の芸術美はなくなってほしくはないものです。

このように非常に残念な状況のボルドーバーナーですが、実は日本国内でインスパイアした方が似て非なるものを作られていたりします。その名もボルトバーナー。

bolt.jpg
(写真上段がボルドーバーナ、下段がボルトバーナー)


このボルトバーナー、実はインテリア用のミニチュアです。ですが、非常に精巧に作らていて製作者の方は燃焼実験もしているため、実際に火を入れることも可能らしいです。(あくまで自己責任ですが^)尚、ミニチュア作成に際し設計も1からされたということで一応パテントにもひっからないんだとか。

昔はこのボルトバーナーもオークションでしか手に入らなかったのですが、今では製品化されネット購入できるようです。ただ、これも手作りしているものらしく先ほど確認したら、現在3週間以上は欠品となっていました^

このボルトバーナーは前述した通り精巧な模型でかつちょっと小さすぎますが、構造はほぼ同じ。ちょっと値は張りますがボルドーバーナーが手に入らなくなった今、どうしても同じ機構のバーナーがほしい方には朗報かもしれませんね。



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