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やってみたいことーその①(非電化工房の非電化冷蔵庫) [その他]

先日はうちのお姫様の記事に、沢山のコメントありがとうございましたmOm;

1歳くらいの子供は本当にかわいいのですが、色々手がかかり大変でもあります。色々動き回りあちこちに手を出す。目についたものは全てオモチャですから^

先日など、とうとうかみさんの洋服ダンスの引き出しを自力でこじ開け、中から服を全部だしちゃいましたT_T; う~ん、今度はテープなどで開かないようにしておかなくては...

子育ては大変ではありますが、こうやって色々考えたりするのも楽しいので、まぁ良いかなぁ^


子供が出来ると、色々やりたいこも出来なくなってくるのですが、今日はその中の1つをご紹介します^昔から気になっていて、色々調べたり、部分的に機材をかってきりしていたのですが、子供ができてからは完全に頓挫しているものです。


その名も、「非電化冷蔵庫」。

放射冷却を使った冷蔵の仕組みで、現在那須高原にある「非電化工房」で藤村靖之さんという方が作られています。

その名の通り、電気を使わずに夏場でも10℃くらいを保つ仕組みなのですが、これ結構面白いです。

原理を簡単に説明すると...よく山でキャンプなどをすると朝冷え込む、あの原理を応用しています。

熱エネルギーは赤外線として放出される(よく調理でも遠赤外線なんて言葉つかうでしょう^)のですが、通常暮らしていると、外部から赤外線で入って来るエネルギーと熱を持った物体から放出される赤外線量が釣り合ってしまい、常温という温度で固定されてしまいます。このバランスを崩してあげる=熱を持った物体から出る赤外線量>その物体に外部から入る赤外線量という状態を作り出してあげると…その物体は冷えていくんです。


こうやって書くと簡単なんですが、冷蔵庫として使えるレベルで実際にその現象を作るのは結構大変で、装置の作りや設置場所など色々考慮が必要になります。

装置は、断熱した箱の中に大量の水を入れ、その上部はガラス張りにしてあります。また、そのガラス部分も極力断熱できるように薄いガラスを2重にするなどの工夫をしてあります。

この水の入った箱の内部は赤外線放出量が多くなるように、特殊な黒い塗料で塗り、ガラス自体は赤外線透過率が高いものを使用してあります。


これを日中日陰になるような場所で、まわりに建物などあまりない場所に設置すると...

夜間に、熱を持った物体から出る赤外線量>その物体に外部から入る赤外線量が成立して中の水がどんどん冷えていきます。

ただし、これを成立させているには、良く澄んだ雲1つない晴天の夜に限ります。なぜなら雲や空気中のちりなども放射線を放出するため、宇宙が綺麗に見える状態でないと…外からはいってくる赤外線量が大きくなりすぎて冷えないのです。

当然昼間も冷えないのですが、大量の水をつかっているのがみそで、水は比熱が高く対流するため暖かい水はこの装置の上部にたまり、装置の下のほうは冷たい水が残るのです。また、暖かいほどエネルギーが多く、赤外線を放出しますから、夜間に上部にあるガラス窓から、この熱が逃げて行き、結局装置の底の方にはある行って温度の水が残るという寸法です。

凄くよく考えられていますが、いざ自力で作ろうとすると…結構大変だったりします^

ということで、ちょこちょこ材料を集めている最中に頓挫しています。

いつかは作って見たいなぁ...

一応、非電化工房さんのリンクです。
(問題があるようであればご連絡下さいませ。リンクを削除させて頂きます)

非電化工房

ここでやっていること、本当に面白いですよ。私も一度見学に行きたいのですが、なかなか時間がなくて行けていませんT_T;


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コメント 4

ニッキー

面白そうだけど、にゃんずと暮らしてる我が家には無理かも(^_^;)
あっ、その前に不器用な私が作るのは無謀とかみさんに言われそうw
by ニッキー (2016-06-04 20:28) 

釣り好きアウトドアマン

こんなもんを自作しようとする酔狂なやつはそれほどいないと思いますが、仕組みは以外と簡単なので誰でも作れそうですよ^どうしても作りたくない場合、非電化工房さんで売っているようですし...でもにゃんずは...どうにもならないですねぇ^

by 釣り好きアウトドアマン (2016-06-05 01:24) 

みかん

うわっ!すごい!思いつきもしなかったです。。。
面白そうですね。
by みかん (2016-06-05 14:33) 

釣り好きアウトドアマン

みかんさん
この非電化工房、すごく面白いですよ。わたしがやりたかったことの半分くらいはここで実現されています。自分達でカフェを作ってみたり、エコな暮らしの見本市みたいな所です。わたしもやってみたいのですが、色々事情があり今は指をくわえて見ているだけで歯がゆいですが、いつか同じようなことをやってみたいなぁとは思っています^
by 釣り好きアウトドアマン (2016-06-06 00:42) 

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